広域地区別研修会
2013年06月29日(土)
平成25年度東京都スポーツ推進委員協議会
広域地区別研修会(第4ブロック)
平成25年6月29日(土)
第4ブロックスポーツ推進委員および社会体育担当職員が集まり
「地域におけるスポーツ推進委員活動の諸問題解決の方策を探る。スポーツ推進委員および担当職員相互の資質向上を図るとともに、広域的な連携を図り、必要な地域スポーツ政策のあり方を探る。」
ということを主旨に広域地区別研修会を開催致しました。
研修のメインテーマは「障がい者スポーツの現状と課題」です。
第4ブロックスポーツ推進委員および社会体育担当職員が集まり
「地域におけるスポーツ推進委員活動の諸問題解決の方策を探る。スポーツ推進委員および担当職員相互の資質向上を図るとともに、広域的な連携を図り、必要な地域スポーツ政策のあり方を探る。」
ということを主旨に広域地区別研修会を開催致しました。
研修のメインテーマは「障がい者スポーツの現状と課題」です。
■ (第一部) 総合型地域スポーツクラブの育成をめぐって
<< 講師: 日本大学文理学部教授 水上博司 様 >>障がい者スポーツの現状と課題について説明して頂きました。
障がい者スポーツを行うにあたり、スポーツ指導者の知識不足をどのようにして解消するかが課題であると感じました。 障がいと言ってもどのような障がいがあり、どのような配慮が必要なのか、などを指導者が理解することが重要と言うことです。
そして我々が正しい知識を身につけていくためには、障がい者の方々との関わり方が重要と言うことをおっしゃっていました。 今後、障がい者の方が安心してスポーツできる場をどのように作り、接点を持ち、正しい知識を身につけていくのかを考える良い機会となりました。
■ (第二部) 障がい者とは?スポーツ推進委員が学ぶこと
<< 講師: 公益社団法人 東京都障害者スポーツ協会主幹 近藤和夫 様 >>一口に障がいと言ってもたくさんの特性があります。
例えば足など肢体に不自由のある方。あるいは視覚に障がいのある方などです。
それらの障がいの特性について、種類や特徴、どのような配慮やサポートが必要かを分かりやすく説明して頂きました。
研修半ばでは実技として、研修を受けている方々に目隠しをしてもらい、マイクで準備運動の一部を言葉で説明してその通りに身体を動かしてもらうということを行いましたが、バラバラの動きになることもありました。
視覚に障がいを持たれている方に対して、正確に言葉だけで動きを伝えることの難しさを一部ですが体験することもでき、非常に有意義な研修となりました。
■ 広域地区別研修会講評
<< 東京都スポーツ推進委員協議会会長 阿部正幸 様 >>最後に東京都スポーツ推進委員協議会会長の阿部正幸様より講評をいただきました。
まず、今回の研修会で学んできた障がい者スポーツというものは特別なスポーツではないということ。
障がい者スポーツは、よく「アダプテッドスポーツ」や「ユニバーサルスポーツ」のように表現をされますが、決して特別なスポーツということではなく、
@ルール
A場所(身近な地域でスポーツを楽しめる場があるか?)
B支援者(障がい特性を踏まえて安全に支援できる指導者がいるか?)
これらを工夫することによって、障がい者・健常者など関係なく、みんなで一緒に競技できるものであることを仰っていました。
次に、障がい者スポーツを推進していくにあたり、意義をしっかりと捉えておくことを仰っていました。
・障がい者にとっての障がい者スポーツの意義
・健常者にとっての障がい者スポーツの意義
・社会にとっての障がい者スポーツの意義
このような3つの柱を我々スポーツ推進委員はしっかりと捉え、何故障がい者スポーツというものを振興していくのか目的意識を明確に持つことが、誰もがスポーツを楽しめる環境を整えていくために大切なことであると思います。
最後に安倍様より初級障害者スポーツ指導委員養成講座のご案内がありました。
東京都スポーツ推進協議会が東京都、あるいは東京都障害者スポーツ協会と共催のもと以下の日程で講座を開催する予定とのことです。
平成26年
2月16日(日),3月1日(土),3月2日(日),3月8日(土),3月16日(日)
※6/29時点では東京都と調整中
先の話にあった「障がい特性を踏まえて安全に支援できる指導者」を増やすための取り組みとしては、今回ご案内がありました初級障害者スポーツ指導委員養成講座はまさにその一助になると思います。
■ 情報交換会
研修会終了後、他地区のスポーツ推進委員の方々と楽しく情報交換を行いました。
【主催】
豊島区文化商工部 学習・スポーツ課
東京都スポーツ推進委員協議会
東京都
【主管】
豊島区スポーツ推進委員協議会